馬の最古の祖先であるヒラコテリウム(エオヒップス)が地球上に誕生して以来、現代まで馬は体の様々な部位を変化させ進化してきました。
その体の進化の中で最も大きな変化が肢の変化です。
ヒラコテリウム(エオヒップス)の頃は主に森林の中で生活していましたが、気候などの変動によって森林が減り、生活の場所が草原に変わっていきます。
草原で生活するようになると身を隠す場所も少なくなるので、肉食動物から逃れて生き延びていくためには速く走らなければいけません。
そこで肢の指を減らし、蹄を持ち、肢が長くなり収縮性のある靭帯を備えることにより速いスピードで走ることができるようになっていくのです。