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馬は暑さに弱い?

【馬の豆知識】

・馬は暑さに弱い?

6月に入ると梅雨のシーズンです。

そして、梅雨が明けるといよいよ本格的な夏がやってきます。

日本の夏はとても暑く、何もしなくても汗が全身から吹き出してくるような日もあり熱中症にも気をつけなければいけません。

この暑さは人間にとって厳しいものですが、馬にとっても非常に厳しいものです。

 

馬は汗をよくかく動物です。

汗をたくさんかくと体温を調節できるので、馬は夏場でも大汗をかくことでしのげるのではないかと思いがちですが、実際は馬は暑さにとても弱いのです。

 

馬は運動した後には全身の体温を下げるために大量の汗をかきます。

しかし、馬は気温の上昇に対して、汗をかくことで体温を下げるという機能に関してはそれほど発達していないのです。

 

実は、人間と馬とでは汗腺の分泌のメカニズムが違います。

人間の汗腺はほとんどがエクリン腺と呼ばれているもので、気温が上昇し皮膚が刺激を受けるとその反射として発汗作用が促されます。

これに対して馬の全身に分布している汗腺はアポクリン腺と呼ばれる汗腺です。

アポクリン腺は精神的に興奮したときや運動したときなどに副腎から放出されるアドレナリンというホルモンが増えることで発汗が促されます。

 

人間が暑熱時の体温を効率よく下げるために発汗する機能に優れているのに対して、馬は運動時の体温を効率よく下げるために発汗する機能が優れており、同じ汗でも人間と馬とでそれぞれメカニズムが違うのです。

馬の汗

 

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前掻き

【馬の豆知識】

・前掻き(まえがき)

以前のブログ(馬の鳴き声)でもご紹介したように馬は様々な音声を使い分けて感情を表現し、コミュニケーションをとります。

しかし、いななくことはできても馬は言葉を話すことができないので、体を使いボディランゲージで意思を人間に伝えようとします。

 

そのボディランゲージのひとつが前掻きです。

前掻きとは前肢を地面に叩きつけるような動作です。

この動作は馬の欲求不満を表しており、エサが目の前にあるのに食べられないときや自分は前に行きたいのに行かせてもらえないときなどによく見られます。

ニンジンなどを持って近くにいくと前掻きをする馬が多いのでみなさんもよく見たことがあるのではないでしょうか。

また、疝痛のときにも前掻きをして痛みを人間に訴えようとします。

 

この前掻きという動作は馬が地中の草の根や雪の中に埋まった枯れ草を掘り出す動作が、本来の目的を失って欲求不満を表現する行動へと変化したものと考えられているようです。

 

疝痛のときの前掻きは病気を知らせてくれるシグナルとなり、非常に重要な仕草ということになるのですが、エサが欲しいなどの欲求不満のための前掻きが癖になりすぎると蹄鉄が擦れて削り落ちてしまうこともあるので蹄の健康にとってはあまりいい癖とは言えないでしょう。

馬の前がき

 

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馬の食中毒

【馬の豆知識】

・馬の食中毒

最近、暑い日が続くようになってきましたね。

気温が上がってくる梅雨から夏場にかけて怖いのが食中毒です。

高温多湿の条件の時には病原性大腸菌、サルモネラ菌、ブドウ球菌などの細菌が繁殖しやすいので夏場にはどうしても食中毒が発生しやすくなります。

 

そして、馬も人間と同じで食中毒を起こします。

人間と同じく、馬も菌で汚染された水や食べ物を摂取してしまうと食中毒を発症します。

サルモネラ菌などによる急性腸炎などが代表的な例です。

食中毒を発症してしまうと激しい下痢を起こし、重症になると死に至ることもあるので油断できません。

人間も抵抗力や免疫力がない人が食中毒にかかりやすいですが、馬も同じで仔馬や年をとった馬に発病が多く見られる傾向があります。

 

人間の場合の食中毒は細菌によるものがほとんどですが、馬の場合は細菌が原因ではない食中毒もまれに見られます。

人間の場合だと毒キノコやフグで中毒を起こすことがあるように、馬の場合だとドングリやワラビなどが中毒の原因物質となることがあるのです。

また、馬房に敷いている木くずの中に毒性がある植物が誤って含まれており、それを馬が食べてしまい口内炎を発症したという例も以前にはあったようです。

これも食中毒の一種と言えるかもしれません。

Two brown horses eating hay

 

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馬の鳴き声

【馬の豆知識】

・馬の鳴き声

馬は仲間同士や人間とコミュニケーションをとるときに色々な鳴き声を使っています。

馬の鳴き声と聞いて真っ先に思い浮かべるのはやはり声量の大きな「ヒヒーン」といういななきでしょうか。

このいななきは馬同士が遠く離れているときに仲間同士で呼び合うときに発せられる音声です。

馬はいなないた相手が仲間かどうかを音声の種類によって識別できることが分かっています。

 

馬はこのいななきの他にも様々な種類の音声を発することができます。

例えばエサの時間になったときや、母馬が仔馬を気遣っているときなどは「グルグル」といった低い声が発せられます。

そして、「キュイーン」といった高いいななきを発するときはケンカをしているとき、または牝馬が牡馬を拒否しているときなどに発せられ、主に警告的な意味合いを持っています。

 

このように「いななき」という一つの言葉だけでは表現しきれないぐらい馬は様々な種類の音声でコミュニケーションをとっています。

 

ちなみに、日本語では馬の鳴き声を表す言葉は「いななき」しかありませんが、英語の場合は高いいななきは「squeal」、低いいななきは「whinny」、長いいななきは「neigh」といったようにその音声の種類によってそれぞれに言葉があるのです。

日本語と英語で馬の鳴き声の表現方法が違うというのは、日本はまだまだ海外に比べて馬との関係が浅いということなのでしょうか。

Whinnying Lipizzaner stallion

 

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