【馬の豆知識】
・馬の繁殖
馬の繁殖は春先から初夏にかけてシーズンが訪れ、この期間に交配が行われます。
豚、牛、羊などは精子を凍結保存し、人工受精をすることが許されていますが、競走馬などに代表される馬産においては人工授精や凍結精子の利用による生産は認められておらず、直接的に交配させなければいけません。
人間の管理下に置かれている馬は人間が交配相手を決定して繁殖が行われているので、子孫を残せる牡馬はごく僅かで、競走馬であるサラブレッドを例にとっても優秀な成績を残すか良い血統でなければ種牡馬にはなれず、その確率は何百頭、または何千頭に一頭というような非常に狭き門です。
このように人為的に生産が行われている競走馬や乗用馬ほどの競争率ではないにしろ、人為的に交配が行われていない自然環境下で生活する牡馬にとっても子孫を残す競争は非常に熾烈です。
現在、世界各地には自然環境下で人間の手が加えられず生活している野生馬と呼ばれる馬の集団が存在しています。
もっとも、これらの馬たちは元々は人間が家畜として飼っていた馬が野生に戻ったもので純粋な野生馬というわけではありませんが。
これらの人間から離れて自然環境下で生活している馬は牡馬がハーレムを作ります。
一頭の牡馬に対して、複数の牝馬とその子供たちでハーレムが形成されるのです。
ハーレムは最大で20頭ほどのものもあり、繁殖シーズン以外にもハーレムで行動しています。
そして、ハーレムを作れないあぶれた牡馬は牡馬同士で小さな集団を作って暮らしているのです。
馬の世界では子孫を残すのはほんの一部の限られた牡馬のみで、それ以外は子孫を残すことができない非常に厳しい世界なのです。

【日本在来馬である御崎馬も自然環境下で生活しておりハーレムを形成して行動する】
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