【馬の豆知識】
・さく癖の傾向
馬にはそれぞれ一頭一頭色々な個性があり、悪い癖を持っている馬もいます。
人や他の馬をかむ癖の咬癖(こうへき)、人や他の馬を蹴る癖の蹴癖(しゅうへき)、身体を左右にゆする癖の熊癖(ゆうへき)など。
そしてそういう悪癖の中に、空気を呑み込む癖のさく癖があります。
さく癖は疝痛(腹痛)の原因となるためにも矯正してやめさせなければいけません。
このさく癖は他の馬がやっているのを真似して行ったり、退屈だからやったりという原因がありますが、どうやら食べ物の内容とも関係しているようです。
馬は乾草、またはエン麦などの濃厚飼料を食べます。
この飼料の内容と給与時間によってさく癖の出現頻度が変化することが調査されています。
濃厚飼料の給与時間が近づいてくると、さく癖の頻度がどんどん増加し、濃厚飼料が与えられた時には最大レベルにまで達しました。
そして、乾草が給与される時間に近づくとさく癖の頻度は徐々に減ってきて乾草を食べている間は最少レベルにまで減っています。
エン麦などの濃厚飼料は馬が大好きな食べ物で、エン麦と乾草を同時に与えた場合、エン麦から先に食べる馬が多いです。
しかし、エン麦などの濃厚飼料は食べ物を口にしてから飲み込むまでの咀嚼回数は乾草を食べるときに比べるとはるかに少なく、さく癖の出現には咀嚼の少なさに対する欲求不満や好きなものが食べられる喜びが関係している可能性があると考えられています。
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