カテゴリー別アーカイブ: 馬の豆知識

馬の知能

【馬の豆知識】

・馬の知能

「馬は頭がいい動物」とよく言われますが、果たして本当のところはどうなのでしょうか。

馬の知能は人間で言うと3歳児ぐらいと同じと言われています。

人間の3歳と同じぐらいの知能というのが頭がいいと捉えるかそれほどでもないと捉えるかは人それぞれだと思いますが、少なくとも馬は記憶力に関しては非常に優れた動物です。

 

アメリカの研究者が20組の図形を用いて馬の学習能力を実験しています。

1組ずつの図形の片方を正解と決めておき、どれか1組を馬の鼻の前に差し出した時に正解の方を鼻で指し示せばエサを与えるという実験を繰り返しました。

この研究に使われた馬は毎日約20分、約3ヶ月ほどこの学習を繰り返したところ90パーセント以上の正解率になりました。

ただ、この程度の図形を判別するのなら人間の子供なら3ヶ月かからずにすぐに覚えることができるでしょう。

それを考えると馬は人間に比べると学習のスピードは遅いと言えます。

 

しかし、この実験の後に馬にこの図形を一度も見せずにしておき半年後に同じ実験をしてみても正解率は何と約80パーセント近くもあったそうです。

人間の大人でも半年も経てば忘れてしまう人がほとんどでしょう。

馬の記憶力がいかに優れているかがよく示された実験といえます。

 

馬は一度怖い思いをしたことはなかなか忘れません。

馬に乗っていてもある場所に来ると進まなくなったり物見したり・・

乗馬をされている方なら少なからずそういった経験がある方も多いでしょう。

その場所で何か怖い思いをした記憶はなかなか消えないので、人間が「大丈夫だよ」「怖くないよ」と馬を安心させてあげることが大切です。

馬の知能

「みんなの乗馬」ホームページへはコチラをクリック↓

このエントリーをはてなブックマークに追加

世紀の大発明

【馬の豆知識】

・世紀の大発明

人類はこれまでの長い歴史の中でたくさんの発明をしてきました。

ルネサンス期の三大発明と言われる「火薬・羅針盤・活版印刷」から始まり、電球、蒸気機関、テレビ、飛行機、パソコン、インターネットなど人類の歴史は発明の歴史と言っても過言ではありません。

 

そして、馬や乗馬の世界での最大の発明といえば間違いなく「ハミ(馬銜)」でしょう。

ハミは馬の口に含ませる道具で乗馬において馬をコントロールするのには必要不可欠なものです。

ハミ

馬の歯には歯槽間縁(しそうかんえん)と呼ばれる歯の生えていない隙間があり、ハミはその隙間にうまく収まることで機能します。

 

馬以外にも人間が乗ることができる動物は存在します。

例えばラクダ、しかしラクダには歯槽間縁がないために鼻にあけた穴に突っ込んだ木片に手綱を結んだりします。

しかし、この方法では馬のような微妙なコントロールはできません。

馬は人が乗る上で非常に都合のよい体のつくりになっているのです。

 

世紀の大発明であるハミですが、その歴史はとても古く、何と今から約6000年前の後期新石器時代の遺跡からハミの断片と思われる加工した鹿の角が発見されているのです。

この遺跡から同時に発見された馬の頭骨の歯にはハミの使用によると思われる異常な摩滅が認められています。

 

当初は縄、骨、角、硬い木などを素材にしてハミが作られていたようですが、紀元前1300年から1200年の間には青銅製のハミが使われるようになりました。

現在のハミはステンレスや銅などの合金で作られているものが多く、銅には馬が口の中で甘みを感じ唾液の分泌を促進させる効果があり、唾液が分泌されることにより馬が積極的にハミをくわえるようになります。

 

長い歴史の中でハミの素材も変わってきましたが、このハミの基本的な形状というのは驚くべきことに紀元前1000年頃から現在までほとんど変化していません。

先人の知恵というのは本当に凄いものですね。

 

 

「みんなの乗馬」ホームページへはコチラをクリック↓

 

 

 

このエントリーをはてなブックマークに追加

唯一の野生馬

【馬の豆知識】

・唯一の野生馬

大型の哺乳類に限っていえば、地球上ではもう未発見の種はいないと考えられています。

もし新種の大型哺乳類が発見されればそれこそ世界的な大ニュースになるでしょう。

ウマにおいても現代において未発見の新種があるというのは当然考えにくく、これまでに人間の手によって家畜化され品種改良を繰り返してきました。

昔、人間がウマを家畜化した当初は野生馬も数多く存在していましたが、今現在では野生馬はほとんど絶滅したとされています。

 

そんな中、現在でたった一種類だけ一度も人間によって改良されていないウマ、つまり最後の野生のウマがモウコノウマです。

モウコノウマ

モウコノウマは1879年、ロシアの探検家によってロシアとモンゴルの国境付近の草原で発見されました。

体毛は黄褐色でタテガミは立っており、尻尾は地面につくぐらい長いのが特徴のモウコノウマは発見以後もモンゴルで何頭も捕獲され、ヨーロッパ各地の動物園や施設に送られて飼育されるようになりました。

そうしているうちにモンゴル草原の野生のモウコノウマは年々減り続け、1966年にモンゴルの高原で目撃されて以来、野生のモウコノウマを見た人はいません。

おそらくモウコノウマの野生の個体は絶滅したものと考えられています。

幸いなことに今現在、施設で飼育されているモウコノウマは繁殖能力が高く、飼育頭数は日本も含めて世界中で1500頭ほどいます。

なので、モウコノウマは家畜化されて生き延びてきたので正確には純粋な野生馬とは言えないかもしれませんが、最近になってヨーロッパの動物園などで飼育していたモウコノウマをモンゴルの自然保護区に帰すことで少しずつ野生への復帰が進んでいます。

 

「みんなの乗馬」ホームページへはコチラをクリック↓

このエントリーをはてなブックマークに追加

奇蹄類と偶蹄類

【馬の豆知識】

・奇蹄類と偶蹄類

馬は四肢とも中指(第三指)がグーンと伸びて進化して、中指一本のみで地面に立っています。

草食動物として肉食動物から逃げ延びるためには速く走らないといけないので他の指は退化し、中指のみで速く走れるようになったのです。

 

馬は奇蹄類(ウマ目)に属しています。

奇蹄類とはその名の通り指の数が奇数の有蹄類で、偶蹄類とは指の数が偶数の有蹄類とされています。

奇蹄類に属するのはウマ科の他にサイ科、バク科があり現存する奇蹄類はこの3科のみです。

一方の偶蹄類はウシやシカ、ブタ、イノシシ、キリンなど計9科が存在しています。

 

奇蹄類と偶蹄類の分類でややこしいのが、例えばバクは後肢こそ奇数の三本指ですが、何と前肢は偶数の四本指なのです。

前肢と後肢を足せば奇数になりますが、それを言うと馬の前肢と後肢を足せば偶数になってしまうのですが・・・

ということで分類は少しややこしいのですが、奇蹄類と定義付ける特徴として体重を支えている肢軸の位置があります。

奇蹄類に属する動物たちの肢軸は全て中指(第三指)に一致しています。

ウマだけでなくバクもサイも長くて太い中指で体重の大部分を支えているのです。

対して偶蹄類の動物たちの肢軸は中指と薬指の間を通っており、体重をその二本の指で支えています。

バク
【バク】

 

「みんなの乗馬」ホームページへはコチラをクリック↓

このエントリーをはてなブックマークに追加