カテゴリー別アーカイブ: 馬の豆知識

ヒラコテリウム(エオヒップス)

【馬の豆知識】

・ヒラコテリウム(エオヒップス)

馬の最も古い祖先であるヒラコテリウム(エオヒップス)は約5200万年前に北アメリカ大陸で誕生しました。

もちろん大昔のことなので写真などは残っていませんが、化石などから調べた結果、このイラストのような姿だったと想像されています。

ちなみに和名ではアケボノウマと呼ばれることもあります。

ヒラコテリウム(エオヒップス)

体高はおよそ25cm~45cmでキツネと同じようなサイズだったと推測されており、すでにこの頃から走ることに対しての進化が始まっているために肢は現在の馬のように体に比例して長かったとされています。

指は前肢と後肢でそれぞれ5本ずつの指がありましたが、進化の過程で前肢は第1指が退化し4本に、後肢は第1指と第5指が退化し3本になっています。

また、歯は切歯、犬歯、小臼歯、大臼歯を持っていました。

大臼歯は葉を削りやすい形であり、ヒラコテリウム(エオヒップス)は葉食性で柔らかい木の葉や草の実などを食べて生活していたと推測されています。

また、生息域や食性からは各自が独自のテリトリーを持っており単独で生活していたとも推測されています。

ヒラコテリウム(エオヒップス)は北アメリカ大陸の他にヨーロッパでも生息していたとみられ、繁栄しました。

そして、メソヒップスやエクウスなど多くの系統を経て進化を繰り返し現代のウマへとつながっているのです。

 

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馬の先祖

【馬の豆知識】

・馬の先祖

人類の発祥の地はアフリカ大陸と言われており、そこからヨーロッパやアジアに渡り、最終的にアメリカ大陸に到達したとされています。

対して馬の発祥の地は北アメリカ大陸と言われています。

馬の祖先は人類が誕生するはるか昔から存在していたとされており、北アメリカ大陸を舞台に進化を繰り返し、人類とは逆にアメリカ大陸からアジア、ヨーロッパ、アフリカへと広がっていったとされています。

馬の最も古い祖先は今から約5200万年前には存在していたと言われ、その名前をヒラコテリウムまたはエオヒップスと言います。

なぜ、名前が二つあるかというと実は化石が発見された経緯に由来するのです。

この祖先の化石は1830年代にイギリスで初めて発見されましたが、当時はその化石が馬の祖先のものであるとは考えられておらず、頭蓋骨の特徴や目の位置、歯の形状などからイワダヌキ科に属するハイラックスという生物に近いと判断され、その化石には「ハイラックス様の獣」を意味するヒラコテリウムという馬には全く関連のない学名が付けられました。

それ以降もヨーロッパで同じような化石が発見されましたが、どれも断片的なものでウマ科動物との関連付けはされませんでした。

そして、その後ウマ科動物の進化の舞台である北アメリカ大陸でも系統的なウマ科の化石がたくさん発掘されます。

その発掘された化石を時代別に並べるとウマ科動物の進化の過程がとてもよく分かるものでした。

その中で始新世の地層から発掘された最も古い祖先に「始新世のウマ」を意味するエオヒップスと名付けられました。

しかし、ここで困った事が起こります。

エオヒップスは実はかつてイギリスで発見されたヒラコテリウムと同じ動物だったことが判明します。

結局、命名の早い方を正式な名前をする決まりからウマとは関連のない言葉であるヒラコテリウムの方を正式な学名とせざるを得なくなりました。

ただ、エオヒップスの呼び方の方が生物自体の位置付けをよく表していることから書籍などではエオヒップスと表記する場合もあります。

 

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馬は泳げるか?

【馬の豆知識】

・馬は泳げるか?

8月に入り毎日暑い日が続きますね。

こういう暑い時は海やプールに泳ぎにいくという人も多いでしょう。

ちなみに私は泳ぐのは苦手なので海やプールにはもう何年も行ってませんが・・・(笑)

さて、馬は泳ぐことができるのでしょうか?

動物では犬などは泳ぐのが得意で犬かきでスイスイと泳ぎますが、実は馬も泳ぐのが得意なのです。

馬の比重は0.95と水よりも軽いので、水中に沈むことなく肢で前進するための推進力を生み出せば身軽に泳ぐことができます。

馬の泳法は同じ側の前肢と後肢を交互に動かす側対歩と言われる歩き方に近いものが一般的です。

人間と違い、練習もしないで生まれつき泳げるのですから馬は凄いですね!

でも当然泳ぐのが苦手な馬もいて、ごく稀に溺れてしまう馬もいます(笑)

競走馬などはプールを使って泳いでトレーニングしたり、脚をケガした馬などはリハビリのためにプールで泳いだりしています。

プールで泳ぐことは脚元に負担がかかることがないうえに、心肺機能も鍛えられることから非常に有効なトレーニング方法と言えるでしょう。

また、海に近い乗馬クラブなどでは馬に乗ったまま海に入って泳げる乗馬クラブもあります。

こんな暑い季節は馬に乗ったまま海に入ると気持ちよさそうですね♪

Blond haflinger swimming and looking at you

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蹄の名称

【馬の豆知識】

・蹄の名称

「蹄なくして馬なし」という言葉があるように蹄は馬にとって非常に大切なものです。

どんなに優れた馬でも蹄が悪ければその能力を十分に発揮することができません。

騎乗前に蹄を裏掘りしてキレイにしたり、騎乗後に蹄油を塗って手入れしたりとみなさんも蹄に触れる機会は多いと思いますので是非とも蹄のことをよく知っておきましょう♪

蹄-名称

【蹄の表面】

蹄の角質はケラチンというタンパク質からできています。

蹄尖部と蹄側部は蹄壁が厚く、蹄の内部も蹄骨が葉状層によって蹄壁と強く結合しているため硬い構造になっています。

対して、蹄踵部は蹄壁が薄く内部は蹄軟骨や蹠枕(せきちん)といった軟らかい組織からできています。

蹄の断面
【蹄の内部構造】

馬が歩いたりした時にかかった体重は繋を構成する連続した柱である骨へと伝わり、次にその体重は蹄真皮を通って蹄壁に伝わります。

遠位種子骨の後ろに伸びている深指屈腱は過度な負担を特に受けやすくなっています。

 

蹄壁は感覚神経が走っていないので無痛ですが、その内面の蹄壁と結合している蹄真皮は神経が走っている知覚層なので痛みを感じます。

また、この肉質の部分は蹄壁を養い、蹄壁の角質を作る部分でもあります。

 

蹄は常に清潔な状態にしておかないと蹄叉腐爛(ていさふらん)などの病気を引き起こしたりしますし、蹄葉炎(ていようえん)など蹄の病気で命を落とすこともあるので注意深く管理することが重要です。

 

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