・馬は左から
馬に乗る時は左側から馬に跨ります。
誰でも初めて馬に乗る時は「左側から乗るように」と教えられますが、なぜ左から乗るのでしょうか?
理由は極めて単純で、左側からの方が人間にとって乗りやすいからです。
例えば自転車に乗る時はほとんどの人が左側から乗ると思います。
自転車の場合は特に親から「自転車は左側から乗りなさい」と教わった記憶のある人は少ないと思いますが、それにも関わらず左側から乗るのは人間の身体の仕組み上、その方が自然に乗りやすいからでしょう。
馬に乗るにしても、自転車に乗るにしても跨る時は体が回転します。
人間の体は左回転で回る方が右回転よりも安定するようにできているようです。
例えばフィギュアスケートでのスピンはほとんどが左回転ですし、陸上競技の円盤投げもハンマー投げも左回りでグルグル回ってから投げます。
陸上のトラック競技も左回りで走ります。
みなさんも乗馬のレッスンの時には右回りよりも左回りの方が得意という人が多いと思います。
このように色々な場面を見ても人間の体は左回転の方が動きやすい仕組みになっているために「馬に乗る時は左側から」という常識ができたと言えるでしょう。
「馬は左から」は馬に乗る文化のある国ならどこでもほとんど共通して見られる常識として習慣になっています。
しかし、実は明治維新前の日本ではそうではなかったと言われています。
その話はまた次回に!

