【馬の豆知識】
・日本釧路種
馬は現代では主に乗用馬や競走馬として使われていますが、昔は馬は戦争のときの軍用馬としても使われていました。
日清戦争、日露戦争で外国の改良種の軍馬と初めて対した日本は国産馬が外国の改良種に比べてはるかに能力面や体格面で劣っていることを痛感します。
そこで、軍馬の生産・育成に力を入れるために外国から改良種を導入し誕生したのが「日本釧路種」です。
日本釧路種はフランス産のペルシュロンと日本在来馬をもとに改良が加えられました。
日本釧路種は日本人の体格に合った小柄な馬で(体高約148センチ)、持久力や脚力も備えており小さな体の中にもパワーを備えていました。
この品種の誕生の中心となった釧路の生産者である神(じん)八三郎(1866年~1955年)はおよそ5000名もの釧路の馬農家たちをまとめてリーダーシップをとりこの日本釧路種をつくりあげます。
そして、1932年(昭和7年)には国産馬として初めて新品種として農林省に登録されました。
日本釧路種は戦場で活躍しました。
大型の軍用輓馬たちが疲労し、倒れていく中で日本在来種はその持久力を発揮しました。
しかし、終戦により軍馬の需要がなくなるとともに日本釧路種も役割を終え、その姿を消すことになるのです。
【JR根室線、大楽毛駅の前には日本釧路種の像が立っています。 画像提供https://blog.livedoor.jp/miyanomayu3/】
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