牝馬の発情

【馬の豆知識】

・牝馬の発情

人間の場合は季節に関係なく性行為を行うことができますが、馬の場合は決まった季節しか行うことができません。

 

牝馬の発情(牡馬を受け入れる状態とそれを牡馬に知らせる現象。そして妊娠できる体の準備が整うこと)は春から夏にかけて訪れます。

このようにある特定の季節にだけ繁殖性を示す動物のことを「季節繁殖動物」といいます。

 

馬は春から夏にかけて一日の日照時間が長くなっていくと良好な発情状態が訪れることになります。

では、なぜ馬は春から夏の日照時間が長い時期に発情を現すのでしょうか?

 

馬のような季節繁殖動物は仔馬を育てるのに都合のよい時期に出産できるように、牝馬が牡馬を受け入れることのできる発情期を調整していると考えられます。

冬を越え、春から夏になると草が豊富に生えてくる時期です。

仔馬の健やかな成長のため、また出産後の母馬の健康維持には食事によって十分な栄養を摂取できる環境が必要です。

馬の妊娠期間はおよそ11ヶ月なので春に発情を迎え、翌年春に出産することが、子育てには最も適しているということになるのです。

 

これは他の草食動物にも当てはまり、羊や山羊も季節繁殖動物になります。

ところが羊や山羊は馬と違い、秋から冬へと一日の日照時間が短くなっていくごとに良好な発情が訪れます。

羊や山羊は妊娠期間がおよそ5ヶ月と馬よりも短いので、秋に発情期を迎えることによって子育てに適した季節に出産できることになるのです。

 

動物の本能というのは本当に凄いですね。

牝馬と仔馬

 

 

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