【馬の豆知識】
・馬が由来の英単語
今現在では馬と関係のない使い方をされている英単語の中には元々は馬が由来となった言葉があります。
「upset」という英単語があります。
「ひっくり返す」、「動転させる」、「うろたえさせる」のような意味があり、スポーツで「upset」といえば「番狂わせ」という意味でも使われており、弱者が強者に勝つ場合などに使われます。
例えば、昨年ラグビー日本代表が南アフリカ代表に勝った時は「ラグビーワールドカップ史上最大のアプセット」と言われました。
実はこの「upset」という言葉は競走馬の名前なのです。
アメリカの競走馬であった「Upset」はそれほど強い馬だとは思われていませんでした。
しかし、1919年にサラトガ競馬場で行われたサンフォードメモリアルステークスで当時の最強馬と言われた「Man O’ War(マンノウォー)」に勝つ番狂わせを起こしたのです。
Man O’ Warはその後に勝ち続け、最終的には21戦20勝で引退し、このUpsetに敗れたレースが生涯唯一の敗戦となりました。
この出来事から「upset」という言葉が「番狂わせ」という意味で用いられるようになったと言う説があります。
しかし、別の説としては「upset」の名詞の用例が1877年には既に存在していたというものもあります。
ただ、競走馬「Upset」が起こした番狂わせが「upset」という単語の用法を広めることになったのは紛れも無い事実でしょう。

【サラトガ競馬場 :写真 Dennis W. Donohue / Shutterstock.com】
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