天高く馬肥ゆる秋

【馬にまつわる言葉】

・天高く馬肥ゆる秋

9月に入って暑さもマシになってきて少しずつ秋の気配を感じられるようになってきましたね。
さて、今回ご紹介する馬に関する言葉は「天高く馬肥ゆる秋」です。
秋になると空気は澄み渡り、空も高く感じられ、草も育つので馬も食欲を増して立派に肥える季節であり、秋の季節の素晴らしさを例えた言葉です。
この言葉は手紙などで時節の挨拶として使われたりします。

「天高く馬肥ゆる秋」という言葉を聞くと一見ほのぼのとした風景を思い浮かべるかもしれませんが、この言葉の由来は実はそんなほのぼのとしたものではなかったのです。

この言葉の出典は約2000年前の中国の漢書と言われています。
この時代には中国の北西部(現在のモンゴル地方)を中心として支配していた匈奴(きょうど)と呼ばれる遊牧騎馬民族がいました。
モンゴル地方の冬は厳しく、なかなか草なども育たないので馬も痩せ細ります。
しかし、夏の間に草は育ち馬はそれを食べて肥えることにより力がつきます。
そして、秋になると力をつけた馬に乗った遊牧騎馬民族が中国に攻め入ってくるのです。
なので、この言葉のもともとの本当の意味としては昔の中国において「遊牧騎馬民族来襲に対する注意の言葉」だったのです。

ただ、現在ではそういった意味で使われることはほぼなく、秋の季節の素晴らしさを表す言葉として定着しています。
秋になると馬だけでなく人間も食べ過ぎてしまって太ってしまうのでくれぐれも食べ過ぎには気をつけましょうね(笑)
天高く馬肥ゆる秋

 

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ポロ

・ポロ

ポロ

【写真提供:Thor Jorgen Udvang / Shutterstock.com】

ポロは4人が1組となり、それぞれが馬に乗ってマレットと呼ばれるスティックで球を打って相手チームのゴールに入れれば得点となるスポーツで、いわば馬上でのホッケーのようなものです。
ポロの発祥はとても古く世界最古の競技とも言われており、約2500年も前にペルシャ(現在のイラン)で誕生し、それがヨーロッパへ伝わってイギリスで近代化されました。

ポロが行われる競技場は縦が約275m×横が約180mでこれはサッカー場の約3倍もの面積にもなり、この広大なフィールドを馬はギャロップ(速い駈歩)で走ったりすることから非常にスピード感があり迫力満点の競技です。

ポロの試合時間はおよそ1時間から1時間半でチャッカーと呼ばれる7分ごとのピリオドで区切られており、途中のハーフタイムなどによる休憩を挟みながら6回のチャッカーで争われます。
1人の選手は試合中に4回まで馬を交代させることができ、1頭の馬を続けて2つのチャッカーに出場させることはできません。
1人の選手に1試合で最低2頭の馬が必要というルールがありますが、馬の疲労などを考えると4頭出場させないと競技を通して行うのは困難です。
日本でポロが普及していない原因は競技を行うためには広い敷地と複数の馬を用意しないといけないというのが大きなハードルになっているようです。

ちなみにポロという言葉を聞くと「ポロシャツ」を思い浮かべる人も多いと思いますが、ポロシャツの由来はこのポロで着用していたシャツからきています。
また、アイスホッケーなどの各種ホッケー競技はポロから派生したものと言われており、ポロは日本ではあまり馴染みはないですが、イギリスではとても人気のあるスポーツのひとつです。

 

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馬の耳

【馬の豆知識】

・馬の耳

草食動物である馬は目で周りを見ると同時に耳で周りの物音を聞き取って危険から逃げ延びなければいけませんでした。

そのため馬はとても音に敏感な動物です。

人間で耳を自由に動かせる人というのはそうそういないと思いますが、馬は耳を自由自在に動かせることができます。

馬の耳のまわりには10もの筋肉があり、まるでレーダーのように左右別々に耳を180度クルクルと動かすことができあらゆる方向からの音を聞いています。

 

また、馬の耳は感情を表します。

「目は口ほどにものを言う」という言葉がありますが、馬の場合は「耳は口ほどにものを言う」と言ってもいいでしょう。

「この馬、今何を考えているのかな?」と思った時はまず耳を見てみましょう。

 

【耳を立てて前方に向けている】

前方にあるものに注意や関心を向けています。

特に初めて見るものや見慣れないもの、初めて聞く音などがするとこういう耳の動きをします。

「大丈夫だよ」とやさしく声をかけてあげましょう。
馬の耳1

 

【耳を横に向けている】
リラックスしていて普通の状態です。
ただ、体調が悪い時とも似ているので目や表情なども見て体調を判断しましょう。
馬の耳2

 

【耳を後ろに伏せている】
怒っていたり、周りを威嚇する時は耳を後ろに倒します。
噛んだり蹴ったりしようとすることもあるので不用意に近づかないようにしましょう。
馬の耳3

このように馬の聴覚はとても優れており、コミュニケーションの手段としても使われているのです。
これを知ったらもう「馬の耳に念仏」なんていう失礼なことわざは使えないですね(笑)

 

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馬の視野

【馬の豆知識】

・馬の視野

馬の顔のつくりの特徴のひとつに目のついている位置があげられます。

他の動物と比べてみても両目の間隔はかなり離れており、ほとんど頭部の真横に目がついていると言ってもよいぐらいです。

もちろんこういう目の位置であることは大きな理由があります。

馬は草食動物であり野生で生き抜くためには常に肉食動物から逃げ延びなければなりませんでした。

横に目がついていることによって視野が広がり、忍び寄ってくる天敵をいち早く察知することができるのです。

それに加え、瞳孔が横長に開いていることにより馬の視野はなんと350度にもおよびます。(ちなみに人間の視野は約200度)

ということは馬は真後ろ以外のほとんどの範囲は見えていることになりますね。

さらに、単眼視(たんがんし)といって左右それぞれの目で別のものを見れるという特徴もあります。

なので草を食べているときでもシッカリと周囲を警戒することができるのです。

これだけ見ると馬の目は長所ばかりのようにも思えますが、欠点もあります。

馬は視野の約80%は片目で見ており、焦点を合わす筋肉も発達していないために視覚による距離の感覚があまりよくつかめません。

なので、遠くのものを見るときは頭を下げて上目づかいのように見て、逆に近くのものを見るときには頭を上げて焦点を合わせようとします。

これに対して肉食動物の両目は顔の正面についており草食動物ほど視野は広くありませんが、視覚による距離の感覚がつかみやすくなっています。

このように草食動物、肉食動物それぞれの野生の生活環境によって生き延びていくために目の役割もそれぞれ異なっているのです。

馬の視野

 

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