はなむけ

はなむけ・・・「はなむけの言葉を贈る」、誰かの別れや旅立ちに際して祝いや激励の意味を込めて贈られる物品や挨拶のことで、まさにこれからははなむけの言葉を贈る人や贈られる人が多い季節ですね。

さて、この「はなむけ」も馬が語源です。
「はなむけ」の「はな」は馬の鼻のことで、今は「はなむけ」の漢字は「贐」や「餞」と書きますが元々は「鼻向け」と書きました。

昔は娘が嫁入りする時や、旅立ちの時に乗る馬の鼻を行くべき方向に向けて安全祈願や門出の祝いとする習慣がありました。
そして、それと同時に贈られた物品も「はなむけ」と呼ばれるようになりました。
「馬の鼻向け」という言葉は「古今和歌集」、「土佐日記」、「伊勢物語」など平安時代の文献にも登場することからもとても歴史のある習慣だったようで、馬と人の関係にも歴史を感じますね。

ちなみに私は「花向け」だと思ってました(笑)
別れの時などには花を贈ることが多いので、私と同じ勘違いをされていた方もいるのではないでしょうか。
はなむけ

 

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馬耳東風

「馬耳東風」

意味・・「東風」は東から吹く暖かい風で「春風」の意味。「馬耳」は文字通り「馬の耳」のこと。
人は春風が吹けば寒い冬が去って暖かくなると思い喜ぶが、馬は耳をなでる春風に何も感じないという意味で、他人の意見を聞き入れず心に留めようともしないこと。

ですが、馬を知ってる人には「失礼な言葉だな」と思うかもしれませんね。
馬の耳はとても鋭敏で小さな音にも気を使います。
特に風には敏感で、強風のときには耳がクルクル動いて周りを気にする光景は乗馬をされている方なら見たことがあるのではないでしょうか。
私も強風の時に乗っていて風で物見をして何回か落とされたことがあります(苦笑)

馬の耳には10個もの筋肉がついていて左右の耳をそれぞれ独立させて180度の弧を描くように動かすことができます。

また馬の耳はコミュニケーションを取る時にも用いられます。
耳を後ろに倒したら怒っているなど、馬の感情を理解するにはまず耳を見るといいでしょう。
このように馬の耳というのはとても優れており「馬耳東風」という言葉は馬に対してとても失礼な言葉だと言えますね。
馬耳東風

 

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拍車がかかる

「拍車がかかる」

意味は「物事の進み具合に勢いを加えること」で、結構よく耳にする言葉かもしれませんね。

【例文】
この政策によってインフレに拍車がかかるだろう
この曲がヒットした事によってあの歌手の人気にますます拍車がかかるだろう

この「拍車がかかる」も馬が語源です。
乗馬をされている方ならおなじみのこの拍車という道具。

拍車
この拍車を馬に当てると馬の進むスピードが上がることから「勢いが増す」という意味で使われています。
乗馬をしていない人には拍車は「?」な言葉だと思いますが、乗馬をされている方なら「拍車がかかる」の由来はご存じの方も多いのではないでしょうか。
ちなみにこの前、テレビのクイズ番組で、【意味「勢いが増す」、語源「乗馬用語」の言葉は何?】という問題が出たので速攻で「拍車がかかる」と答えることができました(笑)

 

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