飛節

【馬の豆知識】

・飛節

馬の後肢には飛節という部位があります。

飛節は下の写真の部分です。

飛節

飛節は人間でいえば、「くるぶし」にあたります。

人間のかかとは地面に接地していますが、馬は進化の過程で中指が伸びたことから飛節は地面に接地していません。

なので、馬の飛節と人間のくるぶしの役割はやや異なります。

 

立つときにかかとを浮かせて立ってみるとアキレス腱やふくらはぎの筋肉に負担がかかっているのを感じることができると思います。

まさに馬の飛節はこのような状況にあるわけです。

 

なので馬の飛節の筋や腱にも常に負担ががかかっているのです。

 

馬は前肢と後肢でそれぞれ役割が異なります。

前肢は進行方向をコントロールする、いわば舵取りのような役割で、また体重の多くを負担します。

それに対して後肢は筋力を使って前に進む推進力を生み出す役割があります。

 

飛節は馬が運動する上で重要な働きをします。

例えば、障害を飛越するとき。

障害に向かっていき、前肢で地面を叩くと前躯が浮き上がります。

そして、後肢で地面を蹴ると馬体が浮き上がり障害を飛び越えます。

このとき、飛節の弾発力が障害の飛越に大きく役立っているのです。

馬の飛節

【写真:Ventura / Shutterstock.com】

 

走っているときにも飛節は大きな役割を果たしています。

肢が着地した直後、飛節が曲がりアキレス腱や筋に弾性エネルギーを貯めます。

その後、貯まったエネルギーが放出されることによって弾発力を生み出し、前に進む推進力へとつながるのです。

馬の飛節2

 

 

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馬が口呼吸をできない理由

【馬の豆知識】

・馬が口呼吸をできない理由

花粉症がつらいシーズンですね。

鼻がつまるとつい口で呼吸をしてしまいます。

 

人間は呼吸を口と鼻の両方で行うことができます。

しかし、馬は鼻からは呼吸ができますが、口からは呼吸ができません。

なぜ馬は鼻からしか呼吸ができないのでしょうか?

 

馬が鼻からしか呼吸ができないのは咽喉頭部の構造が違うためです。

人間の場合では喉頭蓋と軟口蓋という部分が接していないので、空気が鼻と口の両方から気管に入れる構造になっています。

しかし、馬の場合は軟口蓋のすぐ後ろに喉頭蓋が接触しているので、何か物を飲み込むとき以外は鼻側と口側の交通を遮断しています。

なので、鼻からしか呼吸ができない仕組みになっているのです。

この仕組みによって食べたものが気管支に入ることを防いでいるのです。

 

競走馬の場合などは走り終わった後に、鼻を大きく開いてフーフーと呼吸しています。

人間の場合は全力で走った後には鼻と口の両方から呼吸をできますが、馬はそれができないので鼻孔を大きく開くことによって多くの酸素を取り入れているのです。

そのため、鼻の穴が大きい馬は呼吸が十分にできるため競走馬としての素質があるともされています。

馬の呼吸

 

 

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