カテゴリー別アーカイブ: 馬の種類

アンダルシアン

【馬の種類】

・アンダルシアン(Andalusian)

アンダルシアン

アンダルシアンはスペインが原産の軽種で700年代にイベリア半島の在来馬に北ヨーロッパ原産の大型馬、北アフリカ原産のバルブ種が掛け合わされて作られた馬種です。

体高は約150cm~160cmで、毛色は大部分が芦毛ですが鹿毛や青毛なども見られます。

アンダルシアンは別名「スパニッシュホース」とも呼ばれ、スペインの闘牛士の伝統的な乗用馬として使われてきました。

スペインの他にもイギリスやデンマークなどで王室用馬の基礎として使われているように見た目も優雅で高貴な品種といえるでしょう。

またアンダルシアンを元にして作られた品種も多く、アラブ種などと共に世界の馬の品種改良に貢献しました。

アンダルシアン2アンダルシアンの背中は長めで、胸は厚く、豊かな尾の毛とウェーブのかかったたてがみが特徴です。
また、アンダルシアンは強靭な脚と柔軟な関節を持っており軽やかな歩き方や様々な動き方ができ、性格も従順なために高等演技にとても適しています。
アンダルシアンは日本でも飼育されており、馬事公苑などではアンダルシアンホースダンスといって音楽に合わせた様々な演技を見ることができます。

 

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トラケナー

【馬の種類】

・トラケナー(Trakehner)

トラケナー

トラケナーは18世紀にプロイセン王国(現在のドイツ北部からポーランド西部)で品種改良され作り出された軽種です。

なお日本ではトラケーネンと呼ばれることもありますが、これはトラケナーを生産したトラケーネン牧場の名前が品種名と誤解されたものです。

 

プロイセン王国はオーストリアで育成されていたリピッツァナーに対抗する軍馬の育成を目的としてトラケーネン牧場を開設しました。

トラケーネン牧場は繁殖牝馬をおよそ500頭も繋養する大規模な牧場で国家的規模で生産と育成を行いましたが、その牧場で地元の在来馬であるシュヴァイゲン種とポーランドから買収したアラブ種を掛け合わせて誕生したのがこのトラケナーです。

トラケナー2

トラケナーはスピード、持久力ともに優れており18世紀半ばにはリピッツァナーと共に世界最良の軍馬のひとつとして認識されていました。

19世紀後半になるとスピード能力に優れたサラブレッドにその地位を譲ることになりましたが、トラケナーは現在も馬場馬術用の馬として品種改良が続けられ活躍を続けています。

 

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アングロアラブ

【馬の種類】

・アングロアラブ(Anglo-Arabian)

アングロアラブ

アングロアラブはサラブレッドとアラブ種を掛け合わせて作られた軽種です。

原産はイギリスですが、主にフランスで活発に生産が行われてきました。

 

サラブレッドは気性が激しい馬が多く、またスピードを追求するために体質が弱い馬も多いのでそれを解決するために頑丈で従順なアラブ種を掛け合わせることで、サラブレッドの持つ弱点を解消し頑丈さと温厚な気性、そしてスピードを得たのがこのアングロアラブです。

 

アングロアラブはヨーロッパを中心として各国で生産が行われており、競走馬としてや乗用馬として使われてきました。

抜群の跳躍力があることから乗馬の障害飛越競技にも使われています。

アングロアラブ2

アングロアラブは戦前の日本ではその丈夫さと温厚な性格から軍馬としての生産が推奨されてきました。

当時の競馬の存在意義もスポーツとしてではなく軍馬の質を向上させるという目的で行われていました。

しかし、戦後になり軍馬としての需要がなくなるとアングロアラブはサラブレッドに比べてスピードが劣るために競走馬としての人気が落ち、現在の日本では競走用としては使われなくなり生産もほとんど行われないようになりました。

 

日本ではアングロアラブと認められるのはアラブ血量が25%以上であることが条件でアラブ血量が25%に満たない場合はサラブレッド系種という扱いになります。

また、アングロアラブはサラブレッド以外にもセルフランセとの混血種なども存在しています。

 

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リピッツァナー

【馬の種類】

・リピッツァナー(Lipizzaner)

リピッツァナー

リピッツァナーは16世紀にオーストリアで品種改良によって作り出された軽種です。

リピッツァナーの名前の由来はこの品種の生産を開始したオーストリアのリピッツァ牧場からきています。

この品種はオーストリアにいたアンダルシア馬(アラブ種、バルブ種、13世紀のスペインの在来馬)の流れを汲むカルスト種と、同じくアンダルシア馬の流れを汲むイタリアのネアポタリノ種を交配することで誕生しました。

リピッツァナーの体高は約150cm~160cmで毛色は芦毛が大部分を占めますが、鹿毛や栗毛、粕毛なども見られ、肉体面では丈夫さと柔軟性を兼ね備えており精神面でも忍耐強さと優れた感受性に特徴がありとても賢い品種です。

 

オーストリアの王立牧場で飼育されるようになったこの品種は主に古典馬術用の馬として改良が進められ、リピッツァナーの生産が開始された目的のひとつに当時は王室に気品のある馬を供給することにありました。

16世紀末から18世紀半ばにかけては軍馬としても使われており、世界最良の軍馬とも言われました。

 

今現在でもリピッツァナーは乗用馬として活躍しており、オーストリアのウィーンにあるスペイン乗馬学校の馬場馬術で用いられています。

リピッツァナー2

頑丈な馬体、特に後肢が強靭なのでその場で足踏みをするピアッフェや躍動感のある速歩であるパッサージュといった運動も得意で、スペイン乗馬学校でのリピッツァナーの馬術公演はとても優雅で芸術的です。

スペイン乗馬学校では朝の調教の見学も可能とのことですので、ヨーロッパへ旅行する機会があれば見ておいて損はないでしょう。

 

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