カテゴリー別アーカイブ: 馬の豆知識

馬のストレス2

【馬の豆知識】

・馬のストレス2

前回のブログに続いて今回も「馬のストレス」について考えてみましょう。

人間に管理されている現代の馬たちは様々なストレスを抱えています。

適度なストレスは生きていく上に必要で、身体能力の向上にもつながります。

しかし、過度のストレスになると免疫機能が低下したり、食欲不振や消化率の低下にも影響します。

また、人間に管理されている馬は食事時間が規則正しく決められているため、胃の中が空っぽになっている時間が長いです。

そのため、胃壁が胃酸にさらされている時間も長いためストレスと合わさって胃潰瘍の発生も多く見られています。

そして、馬の悪癖として知られる「さく癖」や「熊癖(ゆうへき)」もストレスが原因のひとつとされているのです。

さく癖

【さく癖】

 

では、馬のストレスを緩和するにはどのような方法があるのでしょうか?

ストレス対策のひとつとしてストレス耐性を高くすることがあげられます。

馬は知らない場所や普段行かないような場所に連れてこられ刺激を与えると緊張し、心拍数も上がりストレスのかかっている状態になります。

しかし、毎日のようにこのような新しい刺激を与え続けると心拍数も落ち着き、刺激に対しての慣れが見られるようになります。

普段の運動のときなどにいつも同じ場所に行くのではなく、色々な場所に行くことによって馬に適度な緊張感を与え、刺激に対する耐性をつくることがストレス対策として有効なのです。

 

人間に管理され本来の生活状況とは違う現代の馬は様々なストレスがありますが、人間に管理されず自然の中で生活する馬にももちろんストレスはあります。

昔、野生時代の馬などは肉食動物から逃げなければ生きていくことはできません。

となると、肉食動物に襲われるというストレスは相当なものだったでしょう。

また、馬房も馬着も扇風機などもない自然の中では暑さや寒さによるストレスも大きいでしょう。

そういう意味では状況によっては自然の中の馬の方がより深刻なストレスを抱えていたと考えることもできます。

 

馬は本来は仲間同士で群れをつくって生活する動物です。

しかし、人間が管理している状況ではそれが制限されます。

人間が馬の仲間となり、リーダーとなり、馬に優しく声をかけたり愛撫したりしながら馬に愛情を持って接してあげるのが馬にとって何よりのストレス解消になるのではないでしょうか。

馬のストレス

 

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馬のストレス

【馬の豆知識】

・馬のストレス

人間は生きていく上で誰でもストレスを受けています。

人間は外部からの様々な刺激から自分の身を守るために自律神経系や免疫系の働きによって身体の状態を調節し適応しようとしています。

このように身体が刺激に対して適応しようと反応している状態がストレスといわれる状態です。

ストレスというと悪いものとして扱われていますが、生きていく上である程度のストレスは必要となり、全くストレスがない状態は死を意味します。

とはいえ、ストレスがかかりすぎると病気や鬱などを引き起こすためなるべくストレスがかからない生活を送るように気をつけないといけません。

 

人間の場合だとストレスの原因として多いのはおそらく「仕事」、「学校」、「人間関係」などでしょう。

では、馬の場合は何がストレスの原因になるのでしょうか。

人間に管理されている乗用馬や競走馬を例にとって考えてみましょう。

馬は本来は馬同士の群れで生活し、自由に草地を移動しながらノンビリと草を食べたり寝たりして生きている動物です。

しかし、乗用馬や競走馬は1日の大半を馬房の中で過ごすので仲間と隔離されている時間も多くなります。

そして、飼い葉の時間もキチンと規則正しく決められているので、食べたいときにいつでも草を食べられるわけではありません。

さらには人間を乗せて運動することもストレスの大きな原因となります。

 

このように人間に管理されている馬は様々なストレスを受けて生活しています。

なので、管理する人間は馬の気持ちを敏感に汲み取り、ストレスを少しでも減らしてあげるように心がけるのが大切です。

厩舎

 

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馬の骨の働き

【馬の豆知識】

・馬の骨の働き

馬や人間をはじめとして、動物の身体は骨によって支えられています。

骨は支柱として身体を支える役割のほか、関節を形成する運動器としての機能を持っています。

馬が走ることができるのも関節を介して骨が組み合わさっているからです。

他にも骨は臓器や器官を保護する役割があり、いくつかの骨を組み合わせて容器を形成し、心臓や肺、消化器などは骨に囲まれた中に収容され大切に守られています。

そして、骨の中にある骨髄には造血組織としての機能があり、馬が速く走るために必要な酸素を運ぶための血液をつくっています。

また、身体の維持に必要なミネラルの恒常性を保つための役割もあります。

運動によって身体の外に排出されるミネラルのバランスを保つ働きをしているのです。

このように骨はただ単に身体を支えるためだけでなく、様々な働きをしています。

 

骨は堅いので一度形成されるとほとんど形が変わらないものと思いがちですが、実は骨の組織は代謝を続ける組織で破骨細胞が骨を溶かして骨吸収を行い、その後で骨芽細胞が骨を形成していき、骨の古い細胞を新しい組織に置き換えているのです。

骨の内部では壊しては造るという作業が繰り返されているのです。

馬の骨格名称

 

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馬の輸血

【馬の豆知識】

・馬の輸血

人間と同じように馬も輸血が必要となる場合があります。

大きな怪我などによる大量出血のときはもちろんですが、馬の輸血の場合は仔馬の免疫低下や貧血などの治療として多く使われます。

もちろん、馬の輸血の場合も人間と同じでどの馬の血液でも輸血していいわけではありません。

輸血する血液型が合わない場合は拒絶反応が起きるのです。

 

そこで、ユニバーサルドナー(広く血液を供給できる者)として安全に自分の血液を他の馬に分け与えることができる条件を満たしている馬を輸血用馬として選びます。

ユニバーサルドナーになるためには血液の条件を満たしていないといけませんが、サラブレッド種の場合はこの条件を満たす馬は全体の0.3パーセントほど、すなわち1,000頭に3頭の割合でしか存在しないとされています。

しかし、ハフリンガー種の場合はおよそ8割の馬がこの条件を満たしているのでユニバーサルドナーとして適しています。

 

ユニバーサルドナーはまだまだそれほど多くの施設で繋養されているわけではありませんし、一般にはあまり知られていない存在です。

しかし、仔馬の命を救うためにとても大事な役目を果たしているのです。

ハフリンガー

【ハフリンガー種】

 

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