カテゴリー別アーカイブ: 馬の豆知識

馬と映画

【馬の豆知識】

・馬と映画

映画が初めて公開されたのは1895年、「映画の父」と呼ばれるフランスのリュミエール兄弟によって公開されました。

また、発明王エジソンも「キネトスコープ」という覗き眼鏡式の映画再生装置をつくりました。

これまでに映画が発明され、そして公開されるまでには様々な人物の貢献があったのです。

 

リュミエール兄弟、エジソンはもちろんですが、映画の発明には実は馬も少なからず貢献しているのです。

写真家であるエドワード・J・マイブリッジは写真感度向上の化学研究で知られており、1878年に馬の走る姿の連続撮影に成功しました。

その当時は馬の走り方は「前脚は前方に伸ばし、後脚は後方にそれぞれ伸ばして走る」と考えられていました。

しかし、この連続写真によってそうではないことが証明されるのです。

マイブリッジは馬の動きに同調してシャッターが切れるような工夫をします。

馬が走るコースに12台のカメラを並べて、1台1台からコースを横切って糸を張りました。

走る馬がそこを通過して胸前で糸を断ち切ったときにカメラが作動するしくみになっていたのです。

そして、当時の感度の低い感光板でも鮮明な像が捉えられるように白いスクリーンを背景に張って、光を反射させました。

さらにマイブリッジはその連続写真をもとに描いたデッサンを連続的にスクリーン上に投影することで馬の動きを自然に再現しました。

1887年には他の動物や鳥、人間などの数多くの連続写真撮影を進め映画の発明のきっかけをつくったと言われています。

このように馬はマイブリッジやリュミエール兄弟、エジソンなどとともに映画の発明の歴史に加わっているのです。

左手前駈歩

【左手前の駈歩の歩様。当時は「前脚は前方に伸ばし、後脚は後方にそれぞれ伸ばして走る」と考えられていた。】

 

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新生子黄疸

【馬の豆知識】

・新生子黄疸

前回のブログでご紹介したように生まれたばかりの仔馬にとって母馬の初乳は必要不可欠なものです。

しかし、この初乳が原因で取り返しのつかないような病気になることもあります。

それが新生子黄疸と呼ばれる病気で、仔馬がこの病気を発症して治療を施さない場合、粘膜が黄色くなり貧血でぐったりとして最悪の場合は数日のうちに死に至る場合もあるのです。

 

新生子黄疸の原因は母馬と仔馬の血液型にあります。

母馬と仔馬の血液型が不適合だった場合に母馬の初乳の中に含まれる抗体のひとつである血液型抗体を仔馬が吸収してしまい、その抗体が仔馬の赤血球を攻撃し、仔馬自身の赤血球が破壊されてしまうのです。

その結果、仔馬に黄疸が発症することになります。

赤血球が減ってしまうので仔馬の心拍数が増え、呼吸が速くなり、寝ている時間も多くなります。

酷くなると脳や身体の組織などに酸素を十分に供給できなくなり虚脱状態に陥ります。

 

新生子黄疸の治療法としては早期に発見することが重要です。

早期に発見できれば、それ以上は母馬の初乳を飲ませないようにし、母馬が初乳をつくらなくなるまでは代用の乳を与えます。

また、仔馬が酷い貧血状態に陥っていた場合は輸血が必要となります。

新生子黄疸の予防としては、過去に発症した仔馬がいた場合はその母馬の仔馬は種牡馬を替えたとしても再び高確率で発症する可能性があるので分娩前に、他の馬の初乳を飲ませます。

新生子黄疸

 

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初乳

【馬の豆知識】

・初乳

馬にとって春は出産シーズンです。

生まれたばかりの仔馬は一時間もするとすぐに立ち上がります。

仔馬は立ち上がるとすぐに母馬の乳を飲みますが、ここで仔馬が口にする初乳と呼ばれる黄色くドロっとした液体が仔馬にとって非常に重要なのです。

生まれてすぐの仔馬には感染症を防ぐために必要な免疫器官が十分に完成していません。

出生直後の新生子は自分自身で免疫をつくることができず、生後2週間ほどしてから初めて自身の免疫を産生することが可能になりますが、約3ヶ月ほど経たないと十分な量の免疫を産生することができません。

なので、成長した馬では普通は発症しないような病原体であっても生まれたばかりの仔馬の場合には皮膚にできた傷、口、鼻などから病気に感染してしまいます。

 

そこで生まれてすぐのころは母馬から免疫の抗体をもらいます。

人間の場合だと胎児のときに胎盤を通して抗体を母親から受け取るのですが、馬の場合は生まれた直後に初乳を通して母馬から抗体を受け取るのです。

分娩直後の母馬の初乳の中には免疫グロブリンという特別なタンパク質が多量に入っており、仔馬はこの初乳を飲むことによって様々な病気に対する抵抗力を獲得するのです。

仔馬の消化器は生後24時間は初乳に含まれる抗体をそのまま吸収できる特別なしくみを持っています。

人間の赤ちゃんにとっても母親のお乳は大切なものですが、馬にとっては人間以上に重要で、初乳はまさに命の源と言えるものでしょう。

初乳

 

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顔の模様

【馬の豆知識】

・顔の模様

馬の顔はそれぞれの馬によって様々な模様があります。

馬の顔の模様は馬を識別するためにはとても重要なもので、この模様はそれぞれの特徴によって細かく名前が付けられています。(下図参照)

馬の白斑

白斑と呼ばれる顔の模様は以下の組み合わせによって成り立っています。

 

・星・・・額にある白斑です。親指よりも小さなものを小星、握り拳より大きなものを大星といいます。

 

・曲星(きょくせい)・・・その名の通り曲がっている星のことを言います。

 

・乱星(らんせい)・・・形状の乱れている星のことを言います。

 

・流星(りゅうせい)・・・星が鼻筋の方向に流れているものを言います。

 

・環星(かんせい)・・・星が環状になっているものを言います。

 

・鼻梁白(びりょうはく)・・・鼻筋にある縦長の白斑のことを言います。

 

・鼻白(びはく)・・・鼻にある白斑です。鼻骨よりも広い幅の場合を鼻大白、親指の幅よりも狭い場合を鼻小白と呼びます。

 

・白面(はくめん)・・・額から鼻筋を通って白斑が鼻まで続き、白斑が顔の半分以上を占める場合や両目の幅まで及ぶものを言います。

 

【サラブレッドの有名馬の顔の模様】
ディープインパクト

ディープインパクト・・・星

 

 

トウカイテイオー

トウカイテイオー・・・流星鼻梁小白断鼻小白断上唇小白

 

マヤノトップガン

マヤノトップガン・・・流星鼻梁白鼻梁鼻大白上下唇大白

 

画像提供https://photozou.jp/user/top/745137

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