【馬の豆知識】
・新生子黄疸
前回のブログでご紹介したように生まれたばかりの仔馬にとって母馬の初乳は必要不可欠なものです。
しかし、この初乳が原因で取り返しのつかないような病気になることもあります。
それが新生子黄疸と呼ばれる病気で、仔馬がこの病気を発症して治療を施さない場合、粘膜が黄色くなり貧血でぐったりとして最悪の場合は数日のうちに死に至る場合もあるのです。
新生子黄疸の原因は母馬と仔馬の血液型にあります。
母馬と仔馬の血液型が不適合だった場合に母馬の初乳の中に含まれる抗体のひとつである血液型抗体を仔馬が吸収してしまい、その抗体が仔馬の赤血球を攻撃し、仔馬自身の赤血球が破壊されてしまうのです。
その結果、仔馬に黄疸が発症することになります。
赤血球が減ってしまうので仔馬の心拍数が増え、呼吸が速くなり、寝ている時間も多くなります。
酷くなると脳や身体の組織などに酸素を十分に供給できなくなり虚脱状態に陥ります。
新生子黄疸の治療法としては早期に発見することが重要です。
早期に発見できれば、それ以上は母馬の初乳を飲ませないようにし、母馬が初乳をつくらなくなるまでは代用の乳を与えます。
また、仔馬が酷い貧血状態に陥っていた場合は輸血が必要となります。
新生子黄疸の予防としては、過去に発症した仔馬がいた場合はその母馬の仔馬は種牡馬を替えたとしても再び高確率で発症する可能性があるので分娩前に、他の馬の初乳を飲ませます。
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