【馬の豆知識】
・馬の輸送熱その2 ~細菌の感染と発症~
前回のブログでは馬の輸送熱についてご紹介しました。
今回もその続きで輸送熱につながる細菌の感染と発症についてご紹介します。
細菌の感染には色々な要素が考えられますが、最も大きな原因が馬体の要因と輸送条件の要因の二つです。
まずは馬体の要因です。
馬体が要因として細菌に感染するのは大きく分けて三つあります。
「ストレス」、「疲労」、「体調」の三つです。
これらの要素によって馬体の細菌への免疫力が落ちて、感染への抵抗力が下がります。
馬は馬運車の中ではストレスが溜まります。
特に馬運車内で落ち着きがない馬はストレスや疲労が溜まりやすいとされています。
ただ、馬運車の中で落ち着いているからといってストレスや疲労が全く溜まらないというわけでもありません。
どんな性格の馬でも馬運車の中ではストレスが溜まり、輸送中は心拍数や呼吸数が上昇するというデータがあるので馬が緊張しているということが確認できます。
このように緊張状態が長い時間続くことで馬にストレスや疲労が蓄積します。
また、輸送前に体調が悪いほど発熱するリスクが高いことが分かっています。
これは一見すると症状がなく健康に見える馬たちでも、内視鏡検査で気道の状態が良くない馬の場合も含まれています。
症状が出ていない馬でも輸送によって発熱してしまうことを考えると、目に見えて体調が悪い馬の輸送のリスクは明らかです。
輸送熱を防ぐためにも輸送前の体調管理や体調チェックは非常に重要だと言えるでしょう。
次回のブログでは細菌の感染のもう一つの要因となる輸送条件についてご紹介します。
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