天高く馬肥ゆる秋

【馬にまつわる言葉】

・天高く馬肥ゆる秋

9月に入って暑さもマシになってきて少しずつ秋の気配を感じられるようになってきましたね。
さて、今回ご紹介する馬に関する言葉は「天高く馬肥ゆる秋」です。
秋になると空気は澄み渡り、空も高く感じられ、草も育つので馬も食欲を増して立派に肥える季節であり、秋の季節の素晴らしさを例えた言葉です。
この言葉は手紙などで時節の挨拶として使われたりします。

「天高く馬肥ゆる秋」という言葉を聞くと一見ほのぼのとした風景を思い浮かべるかもしれませんが、この言葉の由来は実はそんなほのぼのとしたものではなかったのです。

この言葉の出典は約2000年前の中国の漢書と言われています。
この時代には中国の北西部(現在のモンゴル地方)を中心として支配していた匈奴(きょうど)と呼ばれる遊牧騎馬民族がいました。
モンゴル地方の冬は厳しく、なかなか草なども育たないので馬も痩せ細ります。
しかし、夏の間に草は育ち馬はそれを食べて肥えることにより力がつきます。
そして、秋になると力をつけた馬に乗った遊牧騎馬民族が中国に攻め入ってくるのです。
なので、この言葉のもともとの本当の意味としては昔の中国において「遊牧騎馬民族来襲に対する注意の言葉」だったのです。

ただ、現在ではそういった意味で使われることはほぼなく、秋の季節の素晴らしさを表す言葉として定着しています。
秋になると馬だけでなく人間も食べ過ぎてしまって太ってしまうのでくれぐれも食べ過ぎには気をつけましょうね(笑)
天高く馬肥ゆる秋

 

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