クレバーハンス

【馬の豆知識】

・クレバーハンス

馬は頭のいい動物だとよく言われます。

実際、馬は記憶力が非常に優れている動物です。

そして、算数の計算ができると話題になった馬も存在したのです。

 

1890年代から1900年代にかけてドイツで話題になった「ハンス」という馬がその馬です。

「クレバー(賢い)ハンス」と呼ばれたその馬は街頭の観衆の前で飼い主が問題を紙に書いて出すと、その正解の数だけ地面を蹄で叩くという方法で算数の足し算や引き算などの計算問題、和音に関する音楽の問題などに答えることができました。

例えば「4+3」という問題なら7回地面を蹄で叩くというような感じです。

 

果たしてハンスは問題を見て本当に算数の計算をしていたのでしょうか。

その後、ハンスが本当に計算を行っているかどうかが調査されました。

紙に書かれた問題を飼い主や観衆に見せずにハンスにだけ見せて問題を解かせてみました。

すると、ハンスはその問題の答えを出すことができませんでした。

実はハンスは問題を計算して答えを出しているのではなく、飼い主や観客の反応を見て答えを出していたのです。

飼い主や観衆は答えを知っていると、ハンスの蹄の叩く回数が答えの数字のところまでくると無意識のうちに何らかの反応をしてしまいます。

ハンスは飼い主や観衆のその反応を敏感に察知していたのです。

なので、飼い主や観衆が答えを知らないとハンスも反応を察知することができず、答えを出せなかったのです。

 

結果的に計算ができるわけではなかったハンスですが、周りの反応を見て答えを導き出すことは算数の計算以上に頭がいいといってもよいのではないのでしょうか。

このように馬は周りの雰囲気を敏感に察知することができる感性を持った動物なのです。

クレバーハンス

 

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