駈歩の回転歩法

・駈歩の回転歩法

この前は駈歩の交差歩法について書きましたが、今回は駈歩の回転歩法についてです。

回転歩法は馬の駈歩としては決して正しい動きではなく不正駈歩とも言われています。

この回転歩法は鹿や犬が得意とする歩法で肢の運びは次のイラストのようになります(右手前の時)

回転歩法_800

肢の運びの順番は(1)右後肢→(2)左後肢→(3)左前肢→(4)右前肢の順でこの肢の動きの順番に矢印を付けてこの矢印を結ぶと回転していますね。

なのでこの動きは回転歩法と呼ばれています。

 

もし駈歩の合図を出して何か動きに違和感を感じるようだったら回転歩法で駈歩が出ている可能性があります。

その場合は一旦、常歩に落としてからまた駈歩を出しましょう。

回転歩法になってしまう原因はその馬の癖やきちんと内方姿勢がとれていないなどの様々な原因がありますので正しい扶助を送るようにしましょう。

 

さて、馬にとっては不正駈歩であるこの回転歩法を有効に使う場面も存在します。

競馬のスタートでゲートから出る時の馬はこの回転歩法を使ってダッシュしている馬がいます。

回転歩法を使用した方が狭いゲートの中から体を真っすぐにして出れるというのがその理由だと言われていますが、この回転歩法は交差歩法に比べ多くのエネルギーを消費してしまうためにゲートを出て数歩で交差歩法に歩法をチェンジします。

回転襲歩

(競馬のスタート時の写真。回転歩法でダッシュする馬もいれば最初から交差歩法でスタートする馬もいる)

 

このように馬は様々な場面で色々な歩様を使い分けています。

馬の駈歩の肢の動きはもちろんですが、鹿や犬の足の動きも機会があれば是非注意して観察してみてください。

まぁ鹿が走っている場面を見るのはそうそうないと思うので、もし奈良公園に行く機会があれば(笑)

僕は犬の散歩をしているところを見るとついつい「今は左手前で走っているな」とか思っちゃいます(笑)

 

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