【馬の豆知識】
・蹄鉄の普及
人間を乗せて色々な運動をする現代の馬たちにとって、蹄鉄は馬の蹄を守るためになくてはならないものです。
この蹄鉄が日本で使用されるようになったのはいつ頃からなのでしょうか?
実は日本での蹄鉄の歴史は比較的浅く、明治時代に入ってからだとされています。
江戸時代末期までは、ワラで編んだ「ウマわらじ」を履くことがあったとしても蹄鉄は使われていませんでした。
しかし、江戸時代にはすでに外国から蹄鉄は持ち込まれていたのです。
八代将軍、徳川吉宗の時代にオランダから数頭の馬が輸入されました。
その時、馬に付き添ってきたオランダ人の中に装蹄師もおり、蹄鉄や装蹄の技術を日本人に伝えたとされていますが、その時は蹄鉄は日本では普及しませんでした。
当時、日本で使われていた馬はサラブレッドなどの洋種馬ではなく、北海道和種や木曽馬などの日本在来馬でした。
日本在来馬は蹄が強く丈夫だったので蹄鉄を使う必要がなかったこと、当時は路面が柔らかかったので蹄にかかる負担が少なかったこと、戦国時代が終わり軍馬として馬を使うことが少なくなったことなどが、当時日本で蹄鉄が普及しなかった原因としてあげられます。
明治維新後、富国強兵で軍用馬の育成が強化されたことによって日本でも蹄鉄が普及するようになり、フランスやドイツなどから装蹄師を招いて装蹄の技術を日本人に伝えました。
その後も蹄鉄は進化を遂げ、現代の馬の蹄を守っているのです。
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