馬はなぜ人間に懐くのか

【馬の豆知識】

・馬はなぜ人間に懐くのか

馬は本来は馬同士で群れをつくって生活する動物です。

しかし、現代の馬のほとんどは人間に管理されて生活しています。

馬たちは野生とは全く違う環境において、人間と良い関係を保ちながら生活できるのはなぜなのでしょうか?

馬と人間が共に暮らすためには「馴致(じゅんち)」という必要不可欠な過程があります。

母馬との離乳から、鞍やハミに慣らし、人間を乗せることができるように徐々に色々なことを馬に教えていき、人間が馬にとって信頼できる存在だというのを教えます。

この馴致によって人間と馬が一緒に生活していく土台をつくるのです。

 

この馴致の方法ですが、国によって色々と異なることもあります。

例えば、オーストラリアやニュージーランドでは生まれたばかりの仔馬でも放置され、生後3ヶ月くらい経っても人間とほとんど接したことがないということもよくあるようです。

そして、離乳のときは仔馬だけを馬房の中に閉じ込め、そこに人間が入っていくのです。

こうすることで、仔馬にとって頼れるのが人間しかいないという状況をつくります。

多少、強引な方法にも思えますが、こうすることによって仔馬の人間に対する信頼関係がすぐに築きあげられます。

 

日本や欧米では馴致は慎重に行われ、徐々に色々なことに慣らしていきます。

馬にかかる負担を考えると日本や欧米の方法の方が良さそうに思えますが、オーストラリアやニュージーランドのような離乳時に一気に慣らすというやり方でも人間と馬との信頼関係は成立するのです。

馴致(ブレーキング)

 

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馬痩せて毛長し

【馬の豆知識】

・馬痩せて毛長し

今回の馬にまつわる言葉は「馬痩せて毛長し」です。

栄養が十分に行き届いて健康な馬の場合は毛並みが整っていてツヤもありますが、栄養状態が悪かったり病気にかかってしまうと馬は痩せて毛ばかりが長くなり目立ちます。

このことから、人間の場合も経済的に困窮すると疲れて元気がなくなり人相も貧相になり、更には頭の回転も悪くなり知恵が働かなくなるというたとえがこの「馬痩せて毛長し」ということわざになります。

 

類義語として、「馬疲れても毛長し 」「 貧すれば鈍する」「 人貧しければ智短し」などのことわざがあります。

 

仕事にしても勉強にしても何か他のことをするにしても、体の調子が悪いと十分に物事を進めることはできません。

みなさん健康第一を心がけましょうね♪

そして、お金の無駄遣いにも気をつけましょうね(笑)

 

馬痩せて毛長し

 

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トーナメントの由来

【馬の豆知識】

・トーナメントの由来

野球やサッカーなどの色々なスポーツで順位を争う方法にはトーナメント戦とリーグ戦の二つの方式があります。

 

野球を例にとってみると、プロ野球はリーグ戦にあたります。
リーグ戦は参加チーム(参加選手)の全てと対戦して勝敗の数を競い、順位を決める方式です。

これに対して、トーナメント戦は高校野球の甲子園のような勝ち抜き戦で、参加チーム(参加選手)同士が対戦し、勝ったチーム(選手)同士がまた対戦します。

これを繰り返していき、最後まで勝ち残ったチーム(選手)が優勝となります。

リーグ戦と違い、トーナメント戦では一度負けるとその時点で優勝はなくなります。

 

実はこのトーナメント方式には馬が関係しているのです。

トーナメントとは元々はヨーロッパ中世の騎士の馬上試合のことでした。

11世紀の頃、たくさんの騎士が二組に分かれて戦いの訓練をしていました。

それが、1対1で長槍を使用して対戦相手を馬から落としたら勝ちという勝ち抜き戦になり、15世紀のヨーロッパでは領主や貴婦人などの前で立派な格好をして戦っていたのです。

この馬上試合は中世以降は廃れてなくなってしまいましたが、トーナメントという言葉は現代でもスポーツ競技の優劣を決める方式として残っているのです。

トーナメント方式

【画像提供:Vladimir Wrangel / Shutterstock.com】

 

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馬の病気から誕生した発明

【馬の豆知識】

・馬の病気から誕生した発明

馬の病気のひとつに疝痛(せんつう)というものがあります。

疝痛とは腹痛のことで、馬の場合は命にかかわる場合もあるので注意が必要です。

そして、この疝痛の原因のひとつにさく癖という悪癖があります。

さく癖をすることで馬のお腹は飲み込んだ空気と腸内の発酵ガスによって大きく膨らみます。

 

疝痛になると獣医師さんに治療してもらうのですが、この疝痛によるお腹の膨らみをヒントにして発明されたものがあります。

現代では人々の生活に欠かすことのできないもので、空気によって膨らませるものとは一体何でしょうか。

 

 

 

それは「タイヤ(チューブ)」です。

実はタイヤ(チューブ)を発明したのは獣医師さんなのです。

イギリスの獣医師、ダンロップ氏は馬の疝痛の治療中に馬の腸が膨らむことをヒントにして自転車のタイヤに空気を入れるチューブを発明しました。

自転車が発明された当時は木製の車輪に空気の入らないゴムだけを巻き付けたタイヤを付けていましたが、これでは乗り心地がとても悪いですしスピードも出にくいです。

そこで、このダンロップ氏が発明したタイヤによって自転車の乗り心地も非常に良くなり、スピードも速くなりました。

その後、この発明は自動車や飛行機などのタイヤにもつながっていくのです。

 

歴史に名を残す発明家の着眼点やひらめきというものは本当に凄いものですし、この歴史的な発明に馬が関わっていたというのも驚きですね。

タイヤ

 

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