前掻き

【馬の豆知識】

・前掻き(まえがき)

以前のブログ(馬の鳴き声)でもご紹介したように馬は様々な音声を使い分けて感情を表現し、コミュニケーションをとります。

しかし、いななくことはできても馬は言葉を話すことができないので、体を使いボディランゲージで意思を人間に伝えようとします。

 

そのボディランゲージのひとつが前掻きです。

前掻きとは前肢を地面に叩きつけるような動作です。

この動作は馬の欲求不満を表しており、エサが目の前にあるのに食べられないときや自分は前に行きたいのに行かせてもらえないときなどによく見られます。

ニンジンなどを持って近くにいくと前掻きをする馬が多いのでみなさんもよく見たことがあるのではないでしょうか。

また、疝痛のときにも前掻きをして痛みを人間に訴えようとします。

 

この前掻きという動作は馬が地中の草の根や雪の中に埋まった枯れ草を掘り出す動作が、本来の目的を失って欲求不満を表現する行動へと変化したものと考えられているようです。

 

疝痛のときの前掻きは病気を知らせてくれるシグナルとなり、非常に重要な仕草ということになるのですが、エサが欲しいなどの欲求不満のための前掻きが癖になりすぎると蹄鉄が擦れて削り落ちてしまうこともあるので蹄の健康にとってはあまりいい癖とは言えないでしょう。

馬の前がき

 

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