【馬にまつわる言葉】
・海馬(タツノオトシゴ)
タツノオトシゴという魚がいます。
魚とは思えないような変わった姿のこの生き物ですが、タツノオトシゴを漢字で書くと「海馬」となります。
これはタツノオトシゴの顔が馬の顔の形に似ていることから海馬という漢字になり、ウマノコ(馬の子)やウマノカオ(馬の顔)、ウマヒキ(馬引き)、リュウグウノコマ(竜宮の馬)、ウマウオ(馬魚)などタツノオトシゴは地域によって様々な別名がありますが、どれも馬にちなんだ別名がつけられています。
また、タツノオトシゴは英語では「seahorse」と呼ばれています。
ちなみに人間の脳で海馬という記憶形成に関わる器官がありますが、これはこの器官の形がタツノオトシゴに似ていることから名付けられたそうです。
「海馬」とは元来、ギリシャ神話に登場する海の神様であるポセイドンが乗る馬車をひく空想上の馬(頭と胴は馬で、魚の尾を持ち前脚に水掻きを持っている)ヒッポカンポス(hippocampus、ラテン語で馬と海獣を合わせた合成語)のことです。
「ヒッポカンポス」はその後、タツノオトシゴ属の学名に使われるようにもなりました。
このようにタツノオトシゴのような他の生き物の漢字に馬が使われることからも、馬ははるか昔から人間と深いつながりを持っていたことを感じさせられますね。
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