馬が合う

【馬にまつわる言葉】

・馬が合う

今回の馬にまつわる言葉は「馬が合う(うまがあう)」です。

この言葉は日常生活の中でも割とよく使われている言葉かもしれませんね。

 

この言葉は乗馬に由来します。

みなさんもよくご存じのように、乗馬においては乗り手と馬との呼吸が合わなければ上手くいきません。

乗り手と馬との呼吸が合い、人馬一体となることで良い運動や良い演技ができるようになります。

この乗り手と馬との呼吸がピッタリと合っていることを「馬が合う」と言いました。

 

そこから転じて、人間同士でも「性格が合う」、「気が合う」、「意気投合する」といったような意味でもこの言葉が使われるようになりました。

また、人間以外でも車や楽器などのクセのある物に対しても使われることがあります。

 

馬は乗り手の気持ちや動きを敏感に感じ取ることができる動物です。

馬に乗るときは馬の気持ちを考えてその馬のことを十分に理解し、気持ちが通じ合い「馬が合う」ことを心がけましょうね。

馬が合う

 

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スーホの白い馬

【馬の豆知識】

・スーホの白い馬

「スーホの白い馬」という物語をご存じでしょうか?

スーホの白い馬はモンゴルの民話で、モンゴルの伝統楽器である馬頭琴(モリンホール)にまつわる物語です。

 

 

◆スーホの白い馬あらすじ

昔、モンゴルに貧しいが歌が上手なスーホという遊牧民の少年がいました。

ある日、スーホは草原で白い子馬と出会います。

白い子馬はスーホにすっかり懐き、スーホはその子馬を家に連れて帰り大切に育てます。

 

それから数年後、白い子馬はすくすくと育ちとてもキレイでたくましい白馬になりました。

ある日、王様が自分の娘の結婚相手を探すために競馬大会を開きます。

その競馬大会で一等になると王様の娘と結婚できるというのです。

 

スーホは白馬に乗り、見事に競馬大会で優勝します。

しかし、王様は貧しいスーホを娘とは結婚させず、スーホに銀貨を三枚渡し、さらには白馬を自分に渡すように命令するのです。

スーホは王様の命令を拒否すると、王様の家来たちに暴行され白馬を奪われます。

お城の外へ放り出されたスーホは歩いて家に帰りましたが、白馬を奪われた悲しみで泣いていました。

 

その頃、白馬は王様が宴会をしている隙を突いて逃げ出しましたが、逃げ出した時に王様の家来たちの放つ弓矢に体中を討たれ血で真っ赤に染まっており、スーホの元に戻った時には瀕死の状態でした。

そして、スーホの看病むなしく白馬は死んでしまいます。

 

悲しむスーホは、ある晩に白馬の夢を見ます。

白馬はスーホに話しかけ、尻尾などの自分の体を使って楽器を作るようにスーホに言い残します。

スーホは言われた通りに白馬の体から楽器をつくります。

そうして出来たのが現在でもモンゴルに伝わっている馬頭琴(モリンホール)という楽器でした。

 

 

スーホの白い馬は小学校の国語の教科書にも載るほどの有名な物語で、大人と子供を問わず昔からずっと愛され続けている名作です。

現在でも購入することができますので、気になった方は是非一度読まれてみてはいかがでしょうか。

馬頭琴(モリンホール)

【馬頭琴(モリンホール)はモンゴルを代表する弦楽器です。 (画像提供 LunaseeStudios / Shutterstock.com)】

 

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輸送中のケガを予防するための輸送管理

【馬の豆知識】

・輸送中のケガを予防するための輸送管理

前回のブログでは輸送熱の予防方法についてご紹介しましたが、今回は輸送中のケガの予防方法についてご紹介します。

 

馬運車内でのケガは転倒したり、馬栓棒を跨いだことによるケースが多いです。

このようなケガのほとんどは馬運車のスペースの狭さや走行時の馬運車の揺れなどに馬が対応できずにパニックを起こしてしまい暴れることによって起こります。

また走行中だけではなく、馬運車の乗降車時のケガにも注意が必要です。

 

このようなケガのリスクを減らすためには馬運車に馬を乗せて短時間の走行を行い馬運車の環境に慣れさせたり、馬運車の乗降車の練習などの馬運車馴致を行い、馬が馬運車内で落ち着いていられるように慣れさせることが大事です。

 

しかし、どれだけ馴致を重ねても突発的なアクシデントが起こることがあります。

そのため、特にケガをしやすい箇所である四肢にはバンテージ(肢巻き)を巻き、肢への外傷を防ぎましょう。

また、ロープで頸をある程度固定することによって馬が立ち上がり馬栓棒を乗り越えることを防ぐことができます。

このような対策を行うことにより、突発的なアクシデントを予防することが重要です。

 

馬運車の中というのは馬にとっては緊張や不安を感じる場所です。

馬運車に慣らして、馬運車が安全な場所であると教えることによって安全な輸送を行うことができるのです。

輸送中のケガの予防

 

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輸送熱を予防するための輸送管理その2 ~輸送条件について~

【馬の豆知識】

・輸送熱を予防するための輸送管理その2 ~輸送条件について~

 

前回のブログでは輸送熱の予防方法についてご紹介しましたが、今回もその続きです。

今回は輸送条件についての予防方法をご紹介します。

 

以前にご紹介したように馬運車での輸送時間が20時間を越えると輸送熱のリスクが一気に上がってしまいます。

なので、輸送時間が20時間を越えない輸送計画を立てることが理想です。

輸送の距離が長く、輸送時間が20時間を越えてしまう場合は途中で休憩地点を設けて馬を一旦馬運車から下ろして休憩させることによって輸送熱のリスクを下げることができます。

 

次に車内環境についてです。

馬運車内のホコリやチリは時間が経過するとともに増加しますが、特に乾草給餌と採食によって急激に増加します。

そのため、馬運車内での乾草の給餌はなるべく避けるようにして乾草の代わりにペレット状の飼料を与えるようにするとホコリやチリの発生をおさえることができます。

 

また、馬運車内の環境悪化の原因となるのは馬の糞尿です。

糞尿によって馬運車内のホコリやチリ、アンモニア濃度、浮遊細菌量は時間が経つごとに増加していきます。

これを防ぐにはこまめに馬運車内の清掃を行うのが有効です。

しかし、輸送中に清掃を行うのはなかなか難しいのが現実です。

なので、馬運車内の換気をシッカリと行うことが車内環境の維持に重要となってきます。

特に輸送後半の換気には注意が必要です。

 

次に気候についてです。

輸送中の地域によって温度や湿度が変わってくるので、これによって体調を崩してしまう場合があります。

特に気をつけなければいけないのが、暑さが厳しい夏場や移動中の気候の変動が大きい春や秋です。

このような時期には馬着を用意し気温の変化に対応することや、乾燥する場合にはミストで湿度を上げること、またはこまめに休憩をとることが大切です。

 

また、輸送前に抗菌薬を投与することによって輸送熱を予防するという方法もあります。

しかし、抗菌薬の投与によっての副作用の恐れもあるので、抗菌薬の使用の場合には獣医師と相談することが必要です。

 

次回のブログでは輸送中のケガの予防についてご紹介します。

曳き馬

 

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