【馬の豆知識】
・馬の腱
馬の肢はその大きな体に対してとても細くできています。
馬の肢の半分から下には全く筋肉がついておらず、骨と腱によって形成されています。
馬は進化の過程で速く走るために四肢の先端に筋肉をつけないことで手先を軽くし、素早い動きが可能となりました。
馬が走る時に地面を蹴り出す力は肩や腰、またはお尻などに集中している筋肉によって生み出され、その力は長い腱を介して四肢の先端の骨にまで伝わります。
腱にはこのように力を伝える役割があるので非常に強靭にできており、なおかつ腱は伸縮が可能な性質も持っています。
馬が走って脚が地面に着地した時、球節は一瞬深く屈曲します。
そして、腱は球節が屈曲するのに伴って伸び、着地の衝撃が緩和されます。
その後に腱は伸びた分、逆に収縮し、この収縮力は地面に対して反発力として働き、着地の時に生まれたエネルギーを馬体を推進させるためのエネルギーに効率よく変換するという役割を持っているのです。
いわば腱はバネのような働きをしているんですね。
屈腱炎という疾病がありますが、屈腱炎はこの腱に過剰な負担が長期間かかった際に炎症として起こるもので、特に競走馬に多い疾病です。
運動後には腱が熱を持っているので、それを冷やすことが屈腱炎の予防につながります。
このように腱は走るためにはなくてはならない部位ですが、その分デリケートでもあるので日々のケアが大切になってきます。
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