細い肢

【馬の豆知識】

・細い肢

馬の肢は細い。あの細い肢で400キロも500キロもある体を支えているのだから大したものだといつも感心します。

何故、馬は細い肢を持つようになり、速く走れるように進化したのでしょうか。

今から約5000万年前、馬の祖先として辿れる最古の動物ヒラコテリウムが地球上に生息していました。

以降、馬は草食動物として広い草原を舞台として進化を繰り返してきました。

馬は草原動物であるゆえに常に肉食動物から逃げないと生き延びていくことができません。

そこで、馬は体の各部位を変化させて進化してきました。

その最も大きな変化は四肢(両手両足)の進化です。

戦いのための武器を持たない彼らにとっては肉食動物から身を守るためにはとにかく逃げるしかありません。

逃げるために速く走るには肢を長くして一歩の幅(ストライド)を大きくし、なおかつ肢を細くして回転数(ピッチ)を上げることでした。

現在の馬は骨格の構成を見ると中指(第三指)が進化し、中指一本のみで爪先立っています。

馬の肢の先はほとんど骨と腱のみで構成されており、走るときの推進力を作り出す筋肉は体に付いています。

こうした肢のつくりがあのスピードを生み出しているのです。

爪先立ちで走ると人間でも速いスピードで走ることができます。

軽いジョギングなどではかかとの方から着地しますが、途中で犬などに追いかけられて全速力で走ると爪先立って走る感じになっているはずです。

この状態が普段の状態になっているのが現在の馬のあの細い肢なのです。

馬の肢

 

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ロバとラバ

【馬の種類】

・ロバとラバ

前回はシマウマと馬を交配するとゼブロイドという動物が誕生するということを書きましたが、今回はロバ(驢馬)とラバ(騾馬)という動物について触れたいと思います。

 

ロバは馬と同じウマ属に分類されますが、種が異なります。

紀元前から家畜で使われていたとされており、現生ウマ科の中で一番小型ですが、力は強く記憶力も良い動物です。

また、粗食にも耐え非常に丈夫なことからも管理が楽で古代では家畜として重宝されていました。

 

そのロバと馬との間で生まれる雑種の動物がラバです。

ラバは父親のロバと母親の馬との間で生まれます。

ラバとは逆の組み合わせ、父親の馬と母親のロバとの間で生まれる雑種の動物はケッテイ、またはヒニーと呼ばれます。

ラバ

                                                         【ラバ】

ラバはロバの粗食に耐える丈夫さや忍耐力、馬の力強さといった両者の長所を受け継ぐためにかつては盛んに生産され利用されました。

第一次世界大戦、第二次世界大戦の時には軍用の動物として活躍し、現在でも南アメリカやアジア諸国では交通運輸の手段として活用されているところもあるようです。

 

しかし、ラバの雄には通常子供をつくる能力はほとんどなく、雌の方も僅かな例外を除いては不妊の動物です。

ケッテイ(ヒニー)には繁殖能力はありますが、病気に弱く体も小さいために生産されることはほとんどないようです。

 

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